TIPS 10. プレイバック時に、連続する16分音符をシャッフルさせる方法
【対象グレード】Finale
![8分音符をスウィングさせる指示がある場合 8分音符をスウィングさせる指示がある場合](images/tips10-1.jpg)
下の譜例①のように、8分音符をスウィングさせる指示がある場合、
![プレイバックは譜例②のようにスウィングして演奏される プレイバックは譜例②のようにスウィングして演奏される](images/tips10-2.jpg)
プレイバックは譜例②のようにスウィングして演奏されます。
![HumanPlaybackのスタイル設定を「ジャズ」にセット HumanPlaybackのスタイル設定を「ジャズ」にセット](images/tips10-3.gif)
あるいは、スウィング記号を配置しなくても、HumanPlaybackのスタイル設定を「ジャズ」にセットすればスウィングして演奏してくれます。
![下の譜例③のように16分音符のシャッフル(スウィング)は、 下の譜例③のように16分音符のシャッフル(スウィング)は、](images/tips10-4.jpg)
しかし、下の譜例③のように16分音符のシャッフル(スウィング)は、
![うまく譜例④のようにはプレイバックされない うまく譜例④のようにはプレイバックされない](images/tips10-5.jpg)
記号を置いてもHumanPlaybackを設定しても、うまく譜例④のようにはプレイバックされません。
今回のTIPSは、このシャッフルでのプレイバックを実現する裏技をご紹介します。
【手順】
![通常の4/4拍子 通常の4/4拍子](images/tips10-6.gif)
手順は至って簡単です。拍子設定に秘密がありました。
(1)拍子記号ツールを選択して、該当の小節をダブルクリックします。すると拍子の設定画面が現れます。
通常の4/4拍子ですとこのように設定されていますが、
![拍子設定を8/8に変更 拍子設定を8/8に変更](images/tips10-7.gif)
これを敢えて8/8拍子に変更してみましょう。
![設定画面を拡張 設定画面を拡張](images/tips10-8.gif)
(2)しかし、このままでは楽譜の見た目も8/8拍子になってしまいますので、右上の「選択項目を増やす」をクリックして、設定画面を拡張します。
![実際の内容は8/8拍子なのだけれど、見た目は4/4拍子 実際の内容は8/8拍子なのだけれど、見た目は4/4拍子](images/tips10-9.gif)
(3)この画面で、「表示専用に別の拍子記号を使う」にチェックを入れて、4/4拍子の設定をします。
これで、「実際の内容は8/8拍子なのだけれど、見た目は4/4拍子である」小節の設定が完了しました。
8分音符を1拍の基準としてシャッフルされますので、結果として16分音符のシャッフルがプレイバックにも反映されます。
![連桁の連結までが8分音符単位に変更されてしまうので、、 連桁の連結までが8分音符単位に変更されてしまうので、、](images/tips10-11.gif)
(4)ところが、この設定を施すと、連桁の連結までが8分音符単位に変更されてしまいます。
![「指定する拍子に従って再連結」を選び、一括で連桁を戻す 「指定する拍子に従って再連結」を選び、一括で連桁を戻す](images/tips10-12.gif)
このような時は、ユーティリティ・メニュー内の「指定する拍子に従って再連結」を選んで、一括で連桁を戻してあげましょう。
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《Finaleの基本操作を学べるリソース》
- 譜例で操作方法を検索(Finaleオンライン・ユーザーマニュアルより。Finaleで可能なこと、それを行うための操作法が一目で分かり、初心者の方には特にお勧めです。)
- クイック・レッスン・ムービー(Finaleの操作方法や便利な機能などを30〜60秒程度の短い映像でご紹介しています。)