Finale Music
MI7 Japan

「知る」— Finale最前線


Finaleで育った18歳の天才作曲家


アイザック・ブルームフィールド (Isaac Roth Blumfield) という青年。彼は、ミネソタ州音楽教育協会作曲コンテストで5回連続優勝という偉業を成し遂げ、シューベルト・クラブが主催するメンターシップ研修生に3度選ばれている作曲家。そして驚くべきことに、彼はまだ高校生なのです。彼に音楽のこと、将来のこと、そしてFinaleのことについてインタビューを実施しました。


アイザック・ブルームフィールドさんどういう経緯で作曲の道へ?

一番最初に曲作りを試みたのは小学3年生くらいのことでした。簡単なアイデアを楽譜にしていた程度で、一曲全てを書き上げるということは想像もできませんでした。その後、4年生の時に音楽の先生が私を含む何人かの生徒にFinaleを教えてくれました。Finaleを触るのがとにかく面白くて、曲を作るということに何の恐れも無くなりました。

数ヶ月後、私は『Chamber Sonata』という初めての作品を完成させました。私は、その時点ではあまり音楽理論を知っていたわけではありませんが、Finaleで再生させては自分のイメージ通りになるように修正していくというやり方でどうにか仕上げることができたのです。Finaleがなければ無理だったでしょう。その後、先生がパート譜を作成し学校のバンドに実際に演奏をしてもらうこともでき、その経験が自分を作曲家への道を歩ませているのだと思います。Finaleが作曲家としての私を育ててくれたと言っても過言ではありません。

あなたの音楽スタイルとは?

私の作曲家としての人生はまだ始まったばかりです。ですから、私の音楽スタイルが何かを定義することにためらいを感じます。これからも様々なスタイルの音楽にチャレンジしていきたいと考えています。自分のスタイルを形作るうえで大きな影響を受けているとすれば、例えばコープランド、W.シューマン、バーンスタインを代表する20世紀半ばに活躍したアメリカの作曲家です。また、コリリアーノ、ラウズ、カーニスといった今を生きる作曲家にも影響を受けていますし、ライヒやグラスを代表するミニマリズムにも傾倒しています。それから「Bang-on-a-Can」(現代音楽アンサンブルグループ)の作るサウンドも好きです。私が自分の音楽の中で重視しているのは「音」そのものです。通常ではない奏法・唱法も取り入れて新鮮な「音」を追求しています。私は18歳ですから、音楽も若いエネルギーに満ちた作品であるべきだと思っています。

曲作りの工程は?

まず最初に、全体像を思い浮かべます。そして、書き始める前にコンセプトや方向性を先に決めます。それによって何楽章形式になるのか、どんなムードの曲なのか、そしてどんなスタイルを使うのかが定まってきます。実際に作曲する段階になると、あらかじめ決めてある全体像に基づいて、沢山のスケッチを書きます。短いフレーズを素材として用意しておき、それを後で結びつけていくのです。この時点では紙に向かって書きます。コンピューターで表現するには手がかかるようなクレイジーな記譜の音楽が生まれる場合もあるので紙を使います。そして最終的に楽譜に仕上げる段階でFinaleに向かいます。Finaleはどんな記譜でも実現できるので、頼りになる存在です。私の全ての作品はFinaleで仕上げています。それから、プレイバックも重要です。プレイバックで確認できるおかげで、作品がより正確に、精密に洗練されていきます。

Finaleのどんなところが気に入っていますか?

私がFinaleを使う主要な理由のうちの1つは、もちろん美しくクリアな楽譜を作成できることです 。それはまさにプロフェッショナル・レベルです。そして、Finaleの柔軟性についても愛しています。多くの同時代の作曲者と同様に、私は、時々慣例に従わない記譜法を使うことが好きで、Finaleは私にそれを容易にさせます。別の大きい利点はHumanPlaybackです。ミュージシャンにお世話になることなく、使用に耐えるレベルの音源を残すことができます。Finaleは自分の生活にとって莫大な助けとなっています。

読者に伝えたいFinaleのテクニック等ありますか?

テクニックではないですが、私がよくやることとして、一度仕上がった作品の編成をまったく変えてプレイバックを聴くことです。これによって、その作品を別のアングルから客観視することができ、新しい発見やアイデアをもたらしてくれるのです。

サム・アドラー(Sam Adler)博士の短期レッスンを修了したと伺いました。

はい、私はベルリン自由大学(Freie Universität Berlin)の夏期プログラムで6週間アドラー博士の下で勉強しました。私は2013年の10月にアドラー博士と初めて出会い、このプログラムがあることを知ってすぐに申込みました。幸運なことに受講することが叶いました。アドラー博士はコープランド、ヒンデミットといった巨匠に学び、バーンスタインと時代を共にした生ける伝説のような方です。そんな方から直接学べるということは夢のまた夢のような経験でした。

今はどんな作品に取り組んでいるのですか?

ちょうど『Open City』という新作のパート譜の準備を終えたところです。これは12月にSt. Paul Central Orchestraで初演されることになっています。それから、Central Chamber Singersのために用意している作品で『Before the Summer Rain』というリルケの詩に基づいた合唱曲にも取り組んでいます。他にも友人のヴィオラ奏者のためにソナタを書いたり、「Mélange à Trois」というホルン・トリオのチームのための作品も用意しているところです。これはシューベルト・クラブのメンターシップ・プログラムの一環で、来年の4月に初演される予定です。

あなたにはどんな将来が待ち受けているのでしょう?

私はちょうど進路を決める時期にあるのですが、私はどの大学に進んでも、作曲の学位と修士は取りたいと思っていますし、他にも様々な音楽の勉強をしていきます。ピアノも、歌も、指揮も、音楽理論も。これら全てをマスターすることはないにしても、うまくいけばそれらを組み合わせて自分の糧にすることができると思うのです。でも今の時点では何をどうやって組み合わせるのがベストなのかはわかりませんので、とにかく沢山の可能性のドアを開いたままにしておきたいのです。

▼SoundCloudにてアイザック・ブルームフィールドさんの作品を聴くことができます。
https://soundcloud.com/isaacblumfield


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